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2020.06.19 旅の裏ワザ(航空券編)
飛行機に搭乗する際、快適さを大きく左右するのが座席の位置です。 でも、何を基準に選べばいいかイマイチわからない、という人は少なくないのではないでしょうか。 座席の選び方のポイントや、知っておきたい注意点などをご紹介します。
ポイント① ゆったり過ごせる「窓側」 移動ラクラク「通路側」
・窓側のメリット・デメリット 窓側の席は外の景色が見えるため、風景を眺めたい、離発着を眺めたい、 撮影をしたいという人におすすめです。子どもにとっても魅力的な座席です。 また、前を人が通ることがないため、読書や仮眠、パソコン操作等、 自分の好きな事や仕事に集中できるのがメリットです。 ただし、通路側に人がいる場合は、トイレに行ったり、 荷物を出し入れしたりするたびに一声かける必要があります。 「隣の乗客の様子を伺いつつ行動するのは気疲れする」という人にはデメリットです。 長時間のフライトになればなるほど、この点がネックになります。 通路側に比べて多少寒いことも、人によっては気になるかもしれません。
・通路側のメリット・デメリット 通路側座席は移動しやすいことが最大のメリットです。 荷物の出し入れや、搭乗・降機の際もスムーズに動けます。 また、客室乗務員に声をかけやすく、トイレが心配な人にとっても、安心できる座席です。 デメリットは、窓側の乗客が動くたびによけたり立ったりしなければならない点です。 通路は客室乗務員や他の乗客が往来するので、しっかり仮眠を取りたい人や、 静かに過ごしたい人は避けたほうが良さそうです。
ポイント② 便利な「前方」 混雑しにくい「後方」
・前方のメリット・デメリット 飛行機前方の席は、出入口から近いため、搭乗・降機がとてもスムーズ。 とくに、入国審査で並ぶことの多い国際線搭乗時や、乗り換えを控えている場合には前方の座席がおすすめです。 また、エンジンの音が比較的小さいこともメリットと言えます。 ただし、前方の席はファーストクラスやビジネス・プレミアムクラス、プリファードシート(有料席) などがほとんどのため、通常の席よりも割高になる場合が多くなっています。
・中列のメリット・デメリット 中間に位置する座席は、飛行機の中で最も揺れが少ないとされています。 乗り心地を追求するのであれば、中列を選んだほうが良さそうです。 一方、主翼の付け根部分の座席からは景色が楽しめないというデメリットもあります。
・後方のメリット・デメリット 後方の席は比較的混雑しずらく、家族やグループでまとまって席を確保したい人にはおすすめです。 隣が空席になる確率も、後方の座席の方が高い傾向にあります。 また、景色を翼が遮らないため、景色を楽しみたい人にも向いています。 一方、出入口から遠いため、搭乗・降機に時間がかかります。 また、エンジンの騒音や揺れが比較的大きく、快適性が低いことがデメリットです。
・快適だけど注意事項の多い非常口座席 中列にある非常口横の座席は、前方に席がないため、圧迫感がなくスペースも広々。 足を伸ばして座れるほか、窓側でも隣の乗客に気兼ねすることなくトイレに行けます。 体が大きくエコノミーでは疲れてしまう人も快適に過ごせそうです。 それゆえとても人気が高く、早い段階で座席指定で埋まってしまうのがデメリット。 また、緊急時には客室乗務員を補佐し、ドアの開閉や他の乗客の脱出の補助を行う義務を負います。 このため、15歳未満の乗客や、小さな子どもを同伴した乗客の着席は認められていません。
非常口座席を指定する際の注意事項(航空会社の非常口座席を指定する際の一例です。)
機内での安全を確保し関連法規を遵守するため、下記のお客様は非常口座席をご利用いただけません。 ・お体の不自由な方、手足や体力の弱い方 ・15歳未満の方 ・弊社の機内安全注意事項をご理解できない方、安全注意事項に関連する情報を他のお客様に伝えられない方 ・目の不自由な方 ・耳の不自由な方 ・言語障がいがあり、口頭で他のお客様に避難の指示ができない方 ・お子様をお連れの方 ・強制送還者とその随行者 ・盲導犬などの介護動物をお連れの方 ・手荷物用の座席を確保されている方 ・緊急脱出の援助を行うことでけがを負う恐れがある方
・気をつかわなくていい 後ろが壁の座席 後ろが壁やギャレー(キッチン)、トイレになっている席は気兼ねなくリクライニングできるのがメリット。 とくに最後列は主翼から最も遠い、絶好の撮影スポットです。 眼下に広がる街並みや、普段見られない雲の上など、存分に撮影できるでしょう。 ただし、リクライニングの幅が比較的小さいのがデメリットです。 また、座席によってはリクライニングが全くできない場合もあるので、指定時に確認しておきましょう。
ポイント③ 希望の座席指定をするために
・航空券を購入した時点で、なるべく早く座席指定する。 1週間ほど前、前日朝、当日朝が座席指定のねらい目。 座席指定できる席は、キャンセル等で少しずつ変化はしていきますが、 比較的大きく変わるのが、「1週間程度前」「前日朝」「当日朝」です。 座席指定するタイミングは別に朝でなくてもいいのですが、 経験上、前日/当日に変わることが多いので、前日朝と当日朝の2回見ておけばチャンスがあります。 面倒な方は前日夜か当日朝の1回、というのでもいいと思います。 夜なら日付が変わる0:00くらいがおすすめです。
・早めに空港に行き座席指定する。 事前指定がダメだった場合でも、当日予約用に航空会社がブロックしている席が残っています。 搭乗者全員が事前座席指定できるわけではないので、航空会社は当日カウンターで手配する人のために、 ある程度はそれなりの席を残してあることがあります。 当日のカウンターでの指定は早い者勝ちなので、この時点で座席が心配な人はなるべく早く空港へ行きましょう。 基本的に、出発の3時間程度前からチェックインカウンターが開きますが、 ある程度前後するので、目安として2時間前に空港に到着しましょう。 また、飛行機は、機体のバランスを取るため、事前に座席指定できる席を限定しています。 たとえば、左側の席ばかりに偏ると機体のバランスが崩れ、航行に問題が生じる場合があるためです。 しかし、搭乗当日になると座席が解放されますので、事前に並び席が取れなくても、 当日にはあいている場合があります。
・並び席が取れない場合はコールセンターに電話してみる。 障害をお持ちの方、付き添いの必要な方、幼児連れの方等で並び席が取れない場合は、 各航空会社のコールセンターに直接電話をして相談してみましょう。
・希望の席が指定できるまではWebチェックインはしない。 最近は便利になって、3日前からWebでチェックインができたりしますが、 希望の席が確保できていな位場合は、ギリギリまでチェックインは待った方がいいでしょう。 チェックインしてしまうとそれで一旦航空券が確定されてしまうので、 それ以降にもっといい席が空いてきても、そちらにはもう移れないからです。 但し、当日チェックインカウンターで変えてもらうことは可能です。