幻の鉄道 広浜鉄道
今福線 (島根県浜田市)
島根県浜田市サポーターである弊社のスタッフが故郷浜田市の魅力をお伝えたします。(写真提供 浜田市観光交流課)
お客さまのシチュエーションにマッチした旅行プランのご提案をいたします。
島根県浜田市サポーターである弊社のスタッフが故郷浜田市の魅力をお伝えたします。(写真提供 浜田市観光交流課)
■広浜鉄道今福線(未成線)
JR下府駅【幻の3番線】~橋脚1基~橋脚群(橋脚4基、橋台2基)~今福第一トンネル~5連アーチ橋~今福第三トンネル(北側)~今福第三トンネル(南側)~4連アーチ橋~今福第四トンネル~1連アーチ橋~橋脚1基、橋台1基
今福第五トンネル(北側)~今福第五トンネル(南側)~橋脚1基、橋台1基~おろち泣き橋~第二下府川橋梁~第一下府川橋梁~4連アーチ橋~下長屋トンネル~今福橋梁~有福第三トンネル、橋脚2基~下長屋トンネル(金城側)
今福線は広島と浜田を結ぶ広浜鉄道の島根県側のルートとして昭和8年に着工されました。
ほぼ完成した昭和15年に、太平洋戦争が始まり工事が中断され、戦後に工事(新線)が再開されるのですが昭和55年、国鉄の慢性的赤字経営の影響により工事が再び中止されました。その後、未成線として終わり「幻の広浜鉄道」と呼ばれるようになりました。
現在、下府駅から旭町駅跡地間にはトンネル、橋梁、橋脚等の遺構が残っています。平成20年には、「今福線コンクリートアーチ橋群」が公益社団法人土木学会から選奨土木遺産の認定を受けています。
~モデルコース~
【1日目】
午前:羽田空港から空路にて萩・石見空港へ (所要時間約90分)
午前:到着後、専用車(観光タクシー)にて浜田市へ (所要時間約40分)
昼食後、幻の未成線「今福線」を歩きながら観光 (所要時間約70分 歩行距離3.4キロ)
(例)佐野分館→おろち泣き橋→第二下府川橋梁→第一下府川橋梁と4連アーチ橋(折返し)
夕方:美又温泉国民保養センターへ移動し温泉をお楽しみください。
知る人ぞ知る、美肌の湯で県外からも多くの観光客が訪れる美又温泉。
開湯157年(令和4年現在)の歴史ある温泉です。
夜は漁業の町浜田で、新鮮な浜田の海鮮料理をお楽しみください。【浜田市内 泊】
【2日目】
午前中は浜田市の観光地をご案内します。
午後:萩石見空港から空路にて羽田空港へ。
※今福線は観光に特別な許可を申請する箇所もありますが、
お客様のご要望に合わせた旅程を組み立てオリジナルな旅をご用意させていただきます。
【JR下府駅幻の3番線】建物右側に今福線(幻の3番線)が入り右側の小山に向けて橋台や路盤が建設されましたが、現在は空き地となっています。
【有福第三トンネルと橋脚】県道を走ると突然遺構が現れます。 対岸のトンネル坑口と橋脚のつながりに未成線の寂しさを感じます。
【橋脚群】旧線では最長の橋梁です。
【5連アーチ橋】現在県道として使用されています。
【おろち(大蛇)泣き橋】橋の下に立つとある音が大きく聞こえるスポットがあります。4連アーチ橋をおろち(大蛇)の胴体に例え、未成線で終わったことで、おろち(大蛇)がひそかに泣き続けていると地元の方は話されています。
【4連アーチ橋】今福線アーチ橋群のシンボル的存在です。コンクリートアーチ橋は戦争による鉄不足の時代に多様されたものです。
【第一下府川橋梁と4連アーチ】 旧線は下府を起点としましたが、新線は浜田から直線的な線形をとりました。新旧の未成線の橋梁が同時に見られる遺構は全国的にも大変珍しい存在です。(特別な許可で見学ができます。)
【下長屋トンネル】新線の第一下川橋梁からつながる全長1633メートルある長いトンネルです。入口と出口でトンネルの形状が異なります。(特別な許可で見学ができます。)