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グルメ

本場インドで食べたいグルメ特集!

幼児から年配まで幅広い層で親しまれ食べられている家庭の定番メニュー「カレー」。
インドはそんな「カレー」の発祥の地ですが、日本とは材料や食事方法が異なります。
今回は地域ごとに使う材料が異なるインド料理をご紹介!

アジア

インドの食文化について

色々な文化の影響を受けたインド料理

インドは国土が広く、東西南北それぞれの地域では気候や文化も異なり民族別には、インド・アーリア族、ドラビダ族、モンゴロイド族など、宗教もヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャナイ教と多数の民族と宗教が入り交じった国で、その食文化は極めて多様といえます。

インドの代表料理

ビリヤニ(Biryani)

ビリヤニはインドの国民食と言える炊き込みご飯です。
その起源は、ペルシャ帝国(現在のイラン)がイスラム教の布教にともないインドで発展を遂げた料理とされています。
細長いお米を使いクミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン、グローブ、カルダモン、ニンニク、ショウガ、玉ねぎなどのスパイスが用いられ、グレービー(肉を煮た時にでるだし汁)と一緒に蒸したり炊いたりしています。
たくさんのスパイスを使ったビリヤニライスは奥の深い味わいで、チキン、マトン、魚など好きなおかずを選んでカレーソースと一緒に食べます。
インドのみならずアジアに広く普及し地域によりさまざまな料理法や味付けがあります。

パニール(Panir)料理

パニールは、水牛の乳を熱し酸を加えて作る独特なインドの「カッテージチーズ」のこと。
インドでは、パニールを食べやすい大きさにカットして油で揚げて料理に加えます。
ほうれん草の煮込みにパニールを加えた料理は「サーグ・パニール」、グリンピースにパニールを加えた料理が「マタル・パニール」。ヨーグルトやスパイスに漬けてから串刺しにしてタンドールで焼いたものが「パニールティッカ」と言われる料理です。
インドならではのチーズを使った料理。是非ためしてください。

ターリー(Thaali)

ターリーとは「大皿」のことで、大皿に主食(ご飯やインド風焼きパン)を真ん中に囲むように小さなお椀に入れられた複数の料理が乗せてあります。
料理は6つの味覚(甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、渋い、辛い)がバランスよく含まれており、インド料理の考えが反映されています。
料理は地域により異なりますが、米、豆カレー、野菜、パン、ヨーグルト、チャツネ、デザートなどが一般的。
一皿でたくさんの味が楽しめておすすめです。

北インドの料理

日本でも有名な料理も盛り沢山!中東の影響を受けた料理

北インドでは「中東の食文化」の影響を受け、スパイスは、クミン、コリアンダー、シナモン、カルダモン、ガラムマサラなどを使い、タンドール窯でタンドリーチキンやナンなどが作られています。
主食はナンやチャパティ(全粒小麦粉を使い発酵させず鉄板で円形に平たく焼いたパン)などですね。

バターチキンカレー(ムルグマカニ/Murgh makhani)

バターチキンカレーのムルグは「鶏」マカニは「バター」でそのままの名前ですね。
発祥地は北インドにある「モティ・マハル(Moti Mahal)と言うレストランでトマトピューレや生クリーム、バターを加えて偶然出来たカレー料理とされています。
カレーなのにまろやかで濃厚な味わいは、近年日本でも人気が急上昇。
是非本場で食べて頂きたいカレーですね。

タンドリーチキン

インド北西部地方が発祥の地とされる「タンドリーチキン」は、タンドリー窯で焼いた焼き鳥のこと。
鶏肉にヨーグルトやはちみつ、ターメリックなどのスパイスに半日ほど漬けて長い串にさしてタンドリー窯の高温でじっくり焼きます。
骨付きのタンドリーチキンは、付け合わせの玉ねぎのスライスにライムを絞っていただきます。
炭火で焼かれたタンドリーチキンはこんがりジューシーでこの上なくおいしくってやみつきに。
日本ではさすがにタンドリー窯で焼いている「タンドリーチキン」は見かけないですよね。本場の味、是非お試しください。

サモサ

小麦粉、塩、水で作った皮にジャガイモ、玉ねぎ、レンズ豆、羊のひき肉などを香辛料(クミン、コリアンダー、ターメリックなどで味付けた具材を巻いて揚げた手軽に食べられるスナック。

南インドの料理

暑さをしのぐ、強めの辛みが特徴!

南インドでは暑さをしのぎ、食欲増進のために辛みが強い料理が好まれ、ココナッツミルクを使い、お米を主食として、バナナの葉をお皿にしてご飯、サンバル、ラッサム、ヨーグルト、漬物、チャツネ(ペーストの調味料)を盛り付けて手で食べます。
南インドは通年で温かく稲作が盛んで、日本と同様のジャポニカ米が一般的に食べられています。

ミールス

ミールスとは南インドの料理で、カレー、副菜などが小さな器に盛られ、大きなお皿にお米と一緒に乗せられている定食と言えます。
ミールスは英語の「Meals(食事)」を語源とした庶民的でポピュラーな料理です。
この1品で多種のカレー料理が食べられミックスすれば複雑で奥の深い味わいが楽しめます。
南インドのカレーは北インドに比べサラッとしてあっさりスパイシー。
カレーの種類も多くココナッツミルク、カレーリーフやマスタードシードなどを使うのが特徴です。
エキゾチックな南インド料理。是非ミールスを食べて味わってください。
究極のカレー料理と言えるのではないでしょうか。

マサラ・ドーサ

「マサラ」はヒンディー語で様々な香辛料を粉状にして混ぜたものを言い、「ドーサ」は米と皮を取り二つに割った黒緑豆を吸水させてペースト状にすり潰し、泡が立つまで発酵させた生地を薄く伸ばして焼いたクレープの様なもの。
ジャガイモなどを香辛料(マサラ)と炒めてドーサでくるんだ料理をマサラ・ドーサと言います。南インドでは朝食として人気のメニュー。
ドーサだけ食べても美味しそうですね。

東インドの料理

インディカ米がメインで豆・魚介類・野菜を使ったコース料理

東インドのベンガル地方(西ベンガル州からバングラディッシュに広がる地域)ではお米(インディカ米)を主食として魚貝、豆、野菜をよく使った料理です。
マスタード、クミンシード、マスタードオイルなどのスパイスを使い、蒸し料理が好まれ汁物からコースメニューの様に食べます。
ベンガル料理とも言われ、前菜からメイン料理デザートと料理が提供されます。

東インドのおすすめ料理

*ベンガリ・フィッシュ・カレー
魚(淡水魚、海水魚)が豊富にとれるベンガル地方では、魚を使ったカレーがポピュラーで、スパイスが控えめでご飯に合います。

*コーシャ・マンショー(Kosha Mangsho)
羊肉をスパイス、トマト、玉ねぎのグレービーで煮込みシナモンとガラムマサラでスパイシーに仕上げたマトンカレー(Mutton Curry)

*ベンガリ―ヨーグルト(ミシッティ・ドイ/Mishiti Doi)
とっても濃厚な甘いヨーグルトで、ミルクと砂糖またはジャガリー(赤糖)にヨーグルトをまぜたベンガル地方のデザートです。

西インドの料理

ベジタリアン料理・西洋料理の影響を受けた料理

西インドのゴア州では、ポルトガル料理の影響を強く受け、魚や豚肉を使った煮込み料理が食べられています。
インドで豚肉が使われているのは珍しいですね。
ヒンドゥー教の上位者やジャナイ教の菜食主義者(ベジタリアン)のために、古くから菜食料理(ベジタリアン)が発達して肉や卵は使わず、豆類、穀類、ナッツを使った料理が提供されています。インドでは乳製品は使う乳菜食主義者(ラクトベジタリアン)が多いと言われています。
ヒンドゥー菜食のある一方で、西洋料理の文化の影響もあるのですね。

グジャラート・ターリ(Gujarat Thaali)

チャツネやサラダの前菜から全粒粉を使った揚げパン、豆や野菜のカレー、ひよこ豆と凝乳、スパイス入りスープ、ヨーグルトなど品数豊富な料理。
西インドのグジャラート州では、厳格な菜食主義を守るジャナイ教徒が多く暮らし、菜食主義が発達した地域です。
菜食主義の限られた食材にもかかわらず調理法にも工夫があり、美味しさは定評があります。
徹底したベジタリアンミール試してみたいですね。

チャース(Chaas)バターミルク・ドリンク

塩気のある飲み物で、脂肪分が少ないスパイシーなバターミルク。
ヨーグルトと水を一緒にかき混ぜ、塩、クミンシードなどのスパイスで味つけたり、クリーム、ミルク、砂糖を入れ甘くすることもできます。
ラッシーに似ていますが、脂肪分が少ないとされています。

インドのスイーツ&ドリンク

辛い料理にピッタリのスイーツやドリンク

*グラブ・ジャムン(Gulab Jamun)
グラブはヒンディー語で「バラ」ジャム―ンは「プラム」を意味し、ドーナッツをプラムに見立て、丸く上げたドーナッツに甘いバラの香りのシロップでつけたお菓子。
世界一甘いお菓子と言われているとか。

*バルフィ(Barfi)
ココナッツやアーモンドをペースト状にして固めてスライスしたインドで最もポピュラーなミルク菓子。

*チッキ(Chikki)
ナッツやドライフルーツ、ゴマをカラメル状の砂糖で固めたお菓子。

*キール(Kheer)
インドのミルク粥で、お米を牛乳と砂糖で煮込み、カルダモンで香りづけしてドライフルーツやナッツ、アーモンド、ピスタチオなどで風味付けされています。
冷たくても温かくてもおいしくいただけます。

*クルフィ(Kulfi)
牛乳を煮詰めナッツなどを混ぜて凍らせカルダモンで風味付けしたインドのアイスクリーム

*ラッシー(Lassi)
インドで作られるヨーグルトの一種をベースにクリーム、ミルク、水、砂糖を加えて撹拌し泡を立てた甘い飲み物。
プレーン味以外にフルーツやスパイス入りのラッシーがあります。

まとめ

インドの料理を通して、文化を体験してみませんか?

以上、インド料理のグルメについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
単にインド料理と言っても、普段私たちが知っているインド料理のイメージ「カレー」より幅が広く、気候、地域性、宗教の違いなどにより味付けや調理法の違いなどさまざまですね。
また、食事の方法も私たちと異なり右手で食べます。
ヒンドゥー教やイスラム教の教えで食べ物は神から与えられた神聖なものとされ、手で食べることが最も清浄とされているからです。

ずいぶん昔ですが、インドネシアに旅行した際、普通のお宅で食事をごちそうになったことがありました。バナナの葉に食べ物が乗せられてフォークやスプーンが見当たらず、初めてのことでちょっとどぎまぎしましたが、郷に入っては郷に従えと見よう見まねで、手で食べました。
食事は美味しかったので、思わず笑顔になると言葉は通じなくても食を通してコミュニケーションができて楽しい時間を過ごし、忘れられない思い出になりました。

インドに行ったらおいしいインドのグルメを味わい食文化も知ってくださいね。
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