10月16日(土)に、弊社と「まいまい東京」のコラボ企画、目白台の街歩きツアーに参加してきました！
後編です。
まだ前編をお読みになっていない方はこちらからご覧ください。
1.肥後細川庭園・松聲閣
幕末期に熊本出身の武家の細川氏の下屋敷となり、明治時代には華族細川氏の本邸となりました。
日本風の庭園と池が特徴で、とても落ち着いた雰囲気でした。園内には池にむけて望遠カメラを構えた人が沢山。
バードウォッチングの名所でもあるようです。
こちらは、細川庭園内にある木造二階建ての大正建築。
元々は細川家の学問所として使われていたらしいです。
二階の広間からは、庭園を一望することができました。
2.文京区立目白台運動公園
土曜日ということもあり、たくさんの家族連れが公園で遊んでおりました。
よくある運動公園ではありますが、一部分は総理大臣田中角栄氏の邸宅の土地でした。死後は邸宅の土地の一部を国に譲ったとのことです。
現在も公園に隣接したところに田中氏の邸宅があります。
3.日本女子大学
文京区に多くある大学のひとつです。
ガラス張りが特徴の現代的な建物は、金沢21世紀美術館の設計で有名な建築科OG妹島和世氏が設計した図書館です。
スロープ斜面が特徴の外装で、誰でも利用ができる開放的な雰囲気の図書館となっています。
道路を挟んで一部分が見える木造の建物は、成瀬記念講堂と呼ばれる、日本女子大学の講堂です。
元は煉瓦造りだったが、関東大震災で被災した後は木造として建てなおされました。
内装は木の骨組みが使われているとのことです。
3.新目白通り〜不忍通りの再開発
通りにはフェンスに囲まれたスペースがありました。
現在、早稲田大学の方から新目白通りを経由して日本女子大学附属小学校がある高台の下にトンネルを掘り、不忍通りに伸びる直通道路を作る再開発が行われています。
現在は立ち退きが進み、予定地にはフェンスが設置されております。
道路の開通は3年後とされており、先を見越して新しいマンションが建てられています。この住宅地を見られるのは今だけかもしれませんね。
4.坂の上からの景色
目白台の坂からは新宿方面の高層ビル・早稲田大学のキャンパス・市ヶ谷の防衛省・東京タワーを望むことができます。
5.富士見坂
今は新宿のビル街に隠れてしまっておりますが、江戸時代には富士山が見えていたとされる坂です。
山手線内側エリアでは2,3個ほど同名の坂があります。特にこちらの富士見坂は景観が良く、CM等のロケ地に使われているため「どこかで見たような？」と思われる方も多いのではないのでしょうか。
6.宿坂道・金乗院
代官山から新宿御苑・高田馬場を経由して、雑司ヶ谷に抜ける鎌倉時代発祥の歴史ある街道です。当時は関所があったとされています。
金乗院は、宿坂道に面する寺院です。
江戸五色尊の１つである目白不動が祀られております。
目白不動の像は切り落とされた腕から炎が出ている姿となっています。
7.都電荒川線
道を歩いていると、踏切の音が聞こえてきました。こちらは都電荒川線で神田川沿いを走り、早稲田を経由し池袋に抜ける路面電車です。
電車は目白台の急勾配を登れないため、高台にある目白通りを高架化し、下を抜ける形で運行している様です。
路面電車は現在走っているところが少ないので、いつかは乗ってみたいです。
8.のぞき坂
ツアーのゴール地点の前の最後の関門と呼ぶのにふさわしい、早稲田から目白通りにある副都心線雑司ヶ谷駅入り口に登るところにある坂。22%の急勾配(100メートルの坂で標高が22m上がる)で、都内の名前付きの坂では1,2を争うレベルの急坂です。下から見ると、坂を走る車の屋根が見えるほどでした。
私の自宅の近くも坂が多いですが、意外と交通量が多く急勾配で登るのが大変でした。
こちらの坂は、数々のアニメやドラマの舞台になっており「聖地巡礼」で訪れる方も多いみたいですよ。
9.雑司ヶ谷駅で解散
坂を登った先には、副都心線の駅、雑司ヶ谷駅があり、今回のツアーのゴールです。
歩数計を確認したところ12,000歩ほど歩きました。
私はいつも会社に出かける日の歩数は5,000歩なので、約2倍の距離を歩きました！
いい運動にもなりますね！
今回のツアーに参加して、東京都内にも歴史的・地理的な見所があることを知り街を見る目が変わりました。
ガイドの松本さんの説明も丁寧でわかりやすく、博識ある説明は興味深くきかせていただきました。
私の自宅の近くにある坂道や、通りなどの由来などにも興味が広がり、地元で街歩きをしてみたくなりました。
皆さんも街歩きツアーに参加して、新たな発見をしてみませんか？
ツアー体験記をご覧いただきありがとうございました！
